【2025年最新版】フィアット500の買取相場と高く売るコツ|人気モデル別の価格も紹介
投稿日:2025/10/23
はじめに

フィアット500のエクステリア
イタリアの名車「フィアット500(チンクエチェント)」は、丸みを帯びた可愛らしいデザインとコンパクトなボディで、日本でも根強い人気を誇る輸入車です。初代は、ルパン三世の愛車としても知られています。
しかし、いざ売却となると「思ったより査定が安かった」「限定モデルなのに価格がつかない」といった声も少なくありません。
この記事では、2025年の最新買取相場や高価買取のコツ、さらにモデル別の価格傾向まで詳しく解説します。
査定を検討している方はもちろん、買い替えを考えている方もぜひ参考にしてください。
フィアット500の特徴と中古市場での人気

フィアット500のインテリア
フィアット500は、1950年代の初代モデルをモチーフに2007年に復活。以降、マイナーチェンジを重ねながら現行型(ハイブリッドやEVを含む)まで続くロングセラーモデルです。
その魅力は以下の3点にあります。
- デザイン性:レトロで愛らしいフォルムは、他のコンパクトカーにはない存在感。
- 走行性能:1.2L~0.9Lターボ(ツインエア)など、小排気量でも軽快な走り。
- 個性:限定モデルやカラー展開が豊富で、ファッション感覚で選ばれる傾向。
中古市場では「日常のセカンドカー」「街乗りメイン車」として需要が安定しており、状態が良い個体は今なお高値で取引されています。
2025年最新!フィアット500の買取相場目安
年式 グレード例 走行距離 買取相場(目安)
| 年式 | グレード例 | 走行距離 | 買取相場(目安) |
|---|---|---|---|
| 2023年式 | 500e(EVモデル) | 1万km以内 | 220〜280万円 |
| 2021年式 | 500C Lounge(カブリオ) | 2〜3万km | 140〜180万円 |
| 2019年式 | TwinAir Lounge | 3〜5万km | 80〜160万円 |
| 2017年式 | 1.2 Pop | 5〜7万km | 40〜110万円 |
| 2014年式 | Gucci・DolceVitaなど限定車 | 5〜8万km | 70〜110万円 |
| 2010年式以前 | 全グレード | 10万km以上 | 5〜30万円 |
※上記は2025年時点の一般的な相場です。相場環境や車両状態やカラー、限定仕様によって価格は前後します。
高く売れるモデル・グレードの傾向
① 限定モデル(デザインコラボ系)は根強い人気
- 500C by Gucci
- 500 Vintage ’57
- 500 Anniversario
これらはファッションブランドや記念モデルとのコラボで、希少価値が高く、買取店でもプレミア価格がつきやすい傾向にあります。
② ツインエアエンジン車(0.9Lターボ)は走りと燃費のバランスが好評
特にTwinAir LoungeやTwinAir Sportは中古市場で需要が高く、状態が良ければ10年落ちでも50万円以上つくケースもあります。
③ 電気自動車「500e」は今後の注目株
2023年以降、EV版フィアット500eが登場。リセールはまだ安定していませんが、補助金対象車+デザイン人気により、今後は高値維持が期待されます。
年式・走行距離で見る価格変動の目安
- 新車登録から3年以内:リース車・認定中古車など需要が高く、リセール率70〜80%。
- 5〜7年落ち:走行5万km以内であれば、まだ高値圏(40〜100万円前後)。
- 10年以上・10万km超:一気に価格が下がるものの、限定仕様やメンテ記録がある場合はプラス査定。
ポイントは、「外装と内装の状態」>「年式」という傾向が強い点です。
小傷や内装の汚れがあると、フィアット500の魅力である“見た目”が損なわれ、減額対象になりやすい点に注意しましょう。
フィアット500のトリビア!!
ここで車好きのスタッフKがお伝えするフィアット500のトリビア
名前の由来
「チンクエチェント(500)」は、1957年発売の初代の排気量(479cc)に由来。
チンクエチェントはイタリアで「500」の意味。
イタリアではペット扱い(笑)
フィアット500はイタリアで「Cinquino(チンクイーノ)」と呼ばれ、まるでペットのように愛されている存在。
街を歩くと「うちのチンクもこの子と同じ色!」「こんなの付けてもらって~」なんて会話が普通に交わされるほど。
つまり、「車というより“家族の一員”」という感覚なんです。知らんけど~
映画の名脇役
特に「ローマの休日」や「ルパン三世 カリオストロの城」など、“ヨーロッパを感じる名作”の中に必ず登場している名脇役。
日本人にとっても「ヨーロッパの街並み×チンクエチェント」は“憧れの象徴”だと思います。
エンブレムの「500」は時代で字体が変わる
1957年、2007年、2020年(EVモデル)と、ロゴのフォントが進化しています。
EV版の「500e」は、“電源マーク”がeの中に隠されており、気づいた人だけがニヤリ…
フィアット500を高く売るための5つのコツ
① 複数社査定を必ず取る
輸入車専門店・大手買取店・地域の中古車販売店など、3社以上の査定を比較するのが基本。
同じ500でも、査定額が「30万円以上」変わるケースも珍しくありません。
② 限定装備・オプションは必ず申告
純正ナビ、ETC、レザーシート、限定アルミなどはプラス評価対象。
特にフィアットは「オプションで差が出やすい」車なので、査定時にしっかり伝えることが大切です。
③ 定期点検・整備記録簿を用意
外車はメンテ履歴の有無で信頼度が変わります。
ディーラー整備や車検記録簿がある車両は、査定額が5~10万円アップすることも。
④ 売却時期を見極める
春(3〜4月)や秋(9〜10月)は中古車需要が高まり、相場が上昇しやすいタイミング。
特にEVモデルは補助金締切前の「年度末(2〜3月)」が狙い目です。
⑤ 輸入車専門の買取店を活用
一般の国産車買取店では、フィアットの価値を正確に評価できないことがあります。
欧州車専門店や輸入車に強い査定士がいる店舗を選ぶと、装備・カラー・限定仕様までしっかり評価してもらえます。
注意すべき減額ポイント
- エンジン警告灯・ミッション異常(デュアロジック系の故障が多い)
- 内装のべたつき(ダッシュボード等)・スイッチ類の剥がれ
- 純正ホイールのガリ傷
- 事故修復歴・再塗装
これらは輸入車特有の減点項目として査定額に大きく影響します。
早めに修理やクリーニングを行うことで、減額を最小限に抑えられます。
ただ、ダッシュボードのべたつきはイタリア車に多い症状ですが、除去するのは一苦労。また、故障などが発生するとリセールよりも修理代の方が高くつく場合もあるので、注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q1:フィアット500はリセールが悪いって本当?
年式が古くなると下落は早いですが、「ツインエア」「限定車」は比較的強いです。
状態次第では10年落ちでも40〜50万円台で取引されています。
Q2:下取りと買取、どちらが得?
基本的に買取専門店の方が10〜30万円高くなる傾向があります。
ディーラー下取りは手続きが楽ですが、価格面では不利です。
Q3:フィアット500e(EV)の査定はこれから上がる?
はい。電動化需要の高まりとともに、再販価格が安定すれば上昇する見込みです。
特に走行距離が少ない初期モデルは注目されています。
Q4:輸入車専門店に出した方が高い?
その傾向は強いです。
国産車中心の買取店ではフィアット特有の価値(限定仕様やオプション)を評価しにくいため、
輸入車専門店か輸入車にも詳しい買取店に出すのがベスト。
Q5:内装のベタつきや塗装劣化はどのくらいマイナス?
軽度なら−1〜3万円程度、ひどい場合で−5〜10万円。
ただし「DIY補修」や「社外パーツ交換」は逆にマイナスになることも。
そのまま現状で出して“プロ査定士の判断”に任せた方が無難です。
Q6:フィアット500って壊れやすいって聞くけど、査定に影響する?
実際には“壊れやすい”というより、“メンテに個性がある”車です。
たとえばデュアロジック(自動変速MT)は定期メンテしていれば問題ありません。
ただし、警告灯点灯・変速ショックがあるまま査定に出すと減額対象。
整備済み・オイル交換履歴がある場合は、逆にプラス評価されることもあります。
まとめ:個性を大切に扱えば、フィアット500は高く売れる
フィアット500は、「可愛いけど壊れやすい」というイメージを持たれがちですが、実際はメンテ次第で長く乗れる輸入車です。
そして、そのデザイン性と限定仕様の多さから、中古市場でも根強いファンが多いのが特徴。
査定で損をしないためには、
- 3社以上の相見積もり
- 専門店査定
- 維持状態のアピール
この3点を意識するだけで、数十万円の差が出ることもあります。
売却を検討している方は、まずは一括査定サイトや輸入車専門の買取店に相談してみましょう。
思わぬ高値がつくチャンスがあります。
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このコラムを書いた人
株式会社カーズネットの中の人:Kちゃん株式会社カーズネット WEBマーケティング部主任
30年近くの輸入車業界に精通し、輸入車マニアが高じてカーズネットのWEB担当に。
子どもの頃からの車好き!1990年~2010年代のポルシェやベンツが大好き。空冷やNAのポルシェは特に大好物。
イタリア車も少し知ってたりします。



